シンエヴァの扱い方(ネタバレあり)

ネタバレあり。誰も見てないメモ帳のようなものだけどこの映画は火薬庫なので一応注意喚起しております。 とはいえ世界観の考察などは、とある事情により一切行いません。 本文 私は目下30中盤のまさにエヴァ直撃世代なのだけど、これまで特別エヴァというコ…

シスになろう小説「スカイウォーカーの夜明け」

かつて僕はライトサイドの信奉者だった。 スカイウォーカーの夜明け。シークエル最終作のタイトルが公開されたとき、フォースは僕に最初の予知夢を見せた。このシークエルの結末を「レイ・スカイウォーカー」と呼ばれる人物が閉じることになるという災厄。 …

「スターウォーズ スカイウォーカーの夜明け」

結局のところ前作でライアンが示したスターウォーズシリーズの「新たなる希望」はJJのお気には召さなかったといったところか。 「最後のジェダイ」はスターウォーズシリーズの脱構築に挑戦した作品であった。前作で最も重要と思われるプロットは、 「ライト…

俺のスターウォーズEP9

EP9の情報が少しずつ明らかになってきているが、その中でレイとスノークの正体とパルパティーンの役割について突如閃いたのでこの妄想を披露したい。またこの辺りはメインプロットにもなるだろうから、これを持ってストーリー予想に変えたい。 本論に入る前…

『君の名は』とウーマン村本とシャア

大ヒット長編アニメーション『君の名は』が1月3日に地上波で放送していたのでやっと観ました。 というのも『君の名は』には当初から全然興味がなくて、それは面白い面白くないということではなく、趣味じゃないという話なだけなんですが、反面、『君の名は』…

雑記事「最後のジェダイ」について

EP8について EP7からの新新三部作は、これまでぼんやりとしか匂わせていなかったジェダイやフォースの宗教的色合をはっきりと描こうとしているように思う。ジェダイ・オーダーという組織がそもそも超常的な存在(フォース)や厳格な規律、修行(さらに強大な…

「シン・ゴジラ」

この映画を観て最初に抱いた感想が、 「なんてメンドくさい映画だ」 だった。 決して貶しているわけではなく、恐らくこの映画が極めて私的なモノであったからだろう。その辺りはエヴァファンのほうがよく分かっていると思う。 http://machinaka.hatenablog.c…

シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ( Captain America: Civil War)

2008年の「アイアンマン」から始まるマーヴルシネマティックユニバース(MCU)、あるいは単にアベンジャーズシリーズはマーヴルコミックスの中堅ヒーローを集めて単一の設定・世界観を作りあげ、まさにその「ユニバース」を土台に様々なヒーローをクロスオ…

「スターウォーズ/フォースの覚醒(Star Wars: The Force Awakens)」

「スターウォーズ/フォースの覚醒(Star Wars: The Force Awakens)」。 待ちに待った、本当に待ちに待った作品だ。 私は筋金入のスターウォーズファンだ。 旧三部作の公開は生まれる以前だったので、初めて見たスターウォーズはテレビ放映の「EP6(ジェダイの…

「007/スペクター(Spectre)」

「007/スペクター」は前作「スカイフォール」の裏面といえるかもしれない。 007シリーズは今作のスペクターで24作目、「新生」した2006年のダニエル・クレイグ版007、「カジノ・ロワイヤル」から数えると4作目になる。 「カジノ・ロワイヤル」は、ガンバレル…

「セッション(Whiplash)」

*ネタバレあり。 結論から言えば、この映画は最高だ。 原題「Whiplah」はジャズのスタンダードだそうだ。その名の通り青春ジャズ映画の範疇であろう。 青春音楽映画のクライマックスはライブ、と相場が決まっている。「天使にラブソングを」「スクールオブ…